#20013;国琵琶と古箏奏者 - 劉芳の芸術

劉芳(リュウ・ファン)
中国琵琶古筝奏者(ソリスト)

 
劉芳履歴

劉芳(リュウ・ファン)は、中国琵琶と中国古筝の名演奏家として、これまで世界各国で高い賞賛を受けている。 1974年、中華人民共和国雲南省昆明市生まれ、6歳で中国琵琶を始める。初の公での演奏は、わずか9歳。そして1986年、彼女が11歳のときにはエリザベス2世の為の演奏会で演奏。 その後、中国初の音楽専門高等教育機関である上海音楽学院に学び、そのことが、 彼女の音楽の幅をさらに広げることとなり、中国古箏(※1)も演奏し始めるに至る。 (※1: 21絃の箏で、日本の箏のように柱(じ=ブリッジ)を移動させ調絃、義甲で絃を弾いて演奏。) 22歳にカナダへ移住し、現在はカナダ国籍。モントリオール在住。 ケベックに本拠を移す決心が、彼女自身の優れた演奏を より幅広いオーディエンスの耳に届けられるきっかけとなった。

1999年から、琵琶と古箏の独奏による何百ものソロ・コンサート(独奏会)で中国伝統音楽や古典を披露してきている。 パリ市立劇場(フランス、2006年)、リエージュ・フィルハーモニー・ホール(ベルギー、2006年)、ロンドンBBCコンサート(イギリス、2003年, 2007年)、バース国際音楽祭(イギリス、2004年)、ヨーク・古楽・ナショナル・センター(イギリス, 2008年)等各国各地にて、演奏を披露し今日に至る。 豊かで深くスピリチュアルな演奏のレパートリーは中国の古典から、滅多に聴かれることのない民謡、さらには東洋西洋の現代音楽にまで及び、そのことで急速に名声が高まっていった。各メディアからも、賞賛と共に次のように紹介されている。 「琵琶の女王(カナダ、L'actualite誌)」 「天の媒介者(フランス、World誌)」 「偉大な中国音楽の大使(オランダ、de Volkskrant紙)」 「劉芳は、古典や民謡或いは西洋の現代音楽の演奏においても、その造詣の深い表現のテクニックと、優美にして比類なき感情表現で奏でる演奏家として知られている(アメリカ、All Music Guide 音楽ポータルサイト)」 「非凡なほど意識の集中した、そして極めて穏やかな物腰が、彼女のすべての所作や演奏に表れている。そういった儀礼が習得できている演奏家など、殆どいない。彼女の演奏する楽器は、その材料も製作技術も、究極的に高度な発展を遂げており、何世紀にも亘って伝承されてきているものなのである。しかし、劉芳の演奏に対する全身全霊で注がれる情熱が、真の音楽家たらしめる完璧を越えた創造性と柔軟性を備えた演奏へと導いたのである。(イギリス、fRoots Magazine誌)」

各国内や各国際的なラジオ、テレビの番組においても度々出演の機会を得ている。 また、2003年11月7日には BBC World Service の 世界AIDSデーのコンサートにて主要アーティストとして、2005年11月16日には、パリにてユネスコの60周年記念式典にて演奏しカナダ政府からも表彰を受け、カナダ連邦政府文化機関からの助成金やケベック・カウンシルからツアーの交付金も授かっている。

幾多の独奏会や5枚のソロアルバムのリリースの他に、多数の優れた作曲家による新しい作品も演奏を重ねている。それらは、R. Murrey Schafer氏のオペラ The Palace of the Cinnabar Phoenix に置ける琵琶と古箏の両方の演奏を筆頭に、Jose Ebangelista 氏の作品や、オーケストラでのソリスト、弦楽四重奏など様々な楽器との競演や現代音楽作曲家達の数々の作品に及ぶ。 Silk and Steel Projects においては多くの異文化コラボレーションを実現し、異なるアーティストと5枚の CD をリリースしている。 最近のリリース作「シルク・サウンド(Le son de soie)」では、3大陸のアーティストとの演奏による対話を収録、フランスにおけるアメリカのグラミー賞に値するL'Academie Charles Cros の大賞を受賞。 2001年には、カナダ連邦政府文化機関が授与する Future Generation Millennium Prize では、ミュージシャンとして唯一授与されるという名誉であった。

Selected Press reviews
【プレス・レビュー・セレクション】

“... 音楽家としての劉芳は、琵琶と古箏の達人であり、文字通りにその類稀な才能と妙技で虜にしてしまったのです。” - Emmanuel Delahaye, Liu Fang - Blues oriental et prestidigatation, L'Alsace, 2009/8/30

“... 偉大な中国音楽の大使” - Ton Maas, de Volkskrant (The Netherlands, 2009).

“劉が琵琶や古箏を演奏するのを聴くと、親近感にあふれた耳に残るメロディーや音の調和が聴こえるでしょう。彼女こそがスターなのです!” - Charles Hutchinson, Music news and reviews, The press, UK. 2008

“劉芳は音の魔術をフルに人々へ伝える、天の媒介者” - World, No. 16, France 2006

詳細情報
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DISCOGRAPHY

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