プロフィール

横山−タンケ智英子 

Chieko Yokoyama-Tancke

東京出身。4才よりピアノを始める。田村明子、ヤン・ホラーク、安川加寿子、ペルルミュテールの各氏に師事。武蔵 野音楽大学大学院を経て、1980年に渡独。以来ベルリンにとどまる。
ベルリン芸術大学ピアノ科で、クラウス・ヘルヴィッヒ教授に師事。1983年に同大学を「最優秀」で卒業。1980年、ピアノ国際コンクール「リナ・サラ・ガルロ」(イタリア・モンツァ)で入選、1981年同じく「エットーレ・ポッツォーリ」で入賞。1985年に東京にて、一時帰国リサイタルを開催。NHK - FMラジオ、「フレッシュコンサート」で放送される。ベルリン・フィルハーモニーホールにて、
ソリストとして、ベルリン交響楽団と度々協演する。

1992年より、再びソロと室内楽を中心とした演奏活動を始める。
1997年にベルリン・グリーニッケ城において、一年を通してほぼ毎週末行われるコンサートシリーズが発足。芸術監督のアレクサンダー・マルター(モスクワ出身ピアニスト)氏の片腕として、企画にも携わる。伝統にもとづいた興味深いプログラムによる、著名な音楽家たちとの共演を通して、聴衆のクラッシック音楽への関心度を高め、競争の激しいベルリン音楽界における「グリーニッケ城コンサートシリーズ」の確固たる地位を築き上げてきた。発足以来今日まで、レギュラー出演している。
1999年、発足を記念し、マルター氏とラフマニノフ:2台のピアノのための組曲第1番 をCD録音し、フィルハーモニー小ホールでリサイタルを開催。以来ピアノ・デュオとしての活動も盛ん。2007年夏、発足10周年記念ガラ・コンサートにも出演。ソロリサイタルも度々開催する。

主な共演者:クリストファー・コルベット〈バイエルン放送響首席クラリネット)、マーティン・ケーゲル(ベルリン・ドイ  ツ響副首席オーボエ)、バルバナス・クビーナ(ベルリン・ドイツ響首席ホルン)、ヴェンツェル・フックス(ベルリンフィル 首席クラリネット)、アロイス・ブラントホーファー〈元・ベルリンフィル首席クラリネット)、ゲルゲリー・ボドキー
(ベルリン・ドイツ響首席フルート)、クリストフ・ホラーク〈ベルリンフィル ヴァイオリン)、フィンスターブッシュトリオ(ベルリン・コンツェルトハウスオーケストラ)、ハイドン・クァルテット(ウィーン)他。
ベルリン在住時の邦人演奏家、四戸世紀(クラリネット)、豊田弓乃(ヴァイオリン)、渡辺克也〈オーボエ)各氏とも共演。

演奏の傍ら、1983年より、ベルリン・シャルロッテンブルク区立音楽学校のピアノ科講師として、後進の指導にあたる。スタインウェイ・ピアノコンクールだけではなく、特に近年では、ドイツ国内で最も権威ある“青少年音楽コンクール”Jugend musiziert“ に最も多くの入賞者を出している教師として認められ、2008年には、ベルリン市長主催の市庁舎内祝賀会に招待される。

Concerts and tours


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